現代の世界各国

イスラエルとイランの戦争で利益を得る者たち。「逮捕に怯える外国スパイ」ネタニヤフと「平和になったら困る」イスラム宗教保守の戦いに終わりはあるのか?

イスラエルとイランの戦争で利益を得る者たち。「逮捕に怯える外国スパイ」ネタニヤフと「平和になったら困る」イスラム宗教保守の戦いに終わりはあるのか?核戦争にすら発展しかねないイスラエルとイランの軍事衝突に対し、国際的な懸念が高まっている。これに関して、「イスラエルのネタニヤフ首相は、軍事衝突をエスカレートさせなければ議会を解散され、下野すれば逮捕されてしまう」一方で、「イランのイスラム保守政権も、イスラエルという敵がいなくなれば改革派の突き上げで国が瓦解してしまう」という構図を指摘するのは米国在住作家の冷泉彰彦氏だ。「平和になったら困る」人間はイスラエルだけでなくイランやハマスにすら存在し、それぞれが自身の延命や保身のために戦争を利用しているという。(メルマガ『冷泉彰彦のプリンストン通信』より)※本記事のタイトル・見出しはMAG2NEWS編集部によるものです/原題:中東紛争のメカニズムを考える多くの日本人が理解できない、イスラエルとイランが衝突する本当の理由イスラエルのイランに対する攻撃は、その規模が大きく、また全体的に相当な決意を込めた行動という印象を与えました。このために、イランとし...
現代の日本

注文の少ない料理店

注文の少ない料理店日本の政治勢力における革新勢力の後退が著しい。しかし、この変化が主権者の側の変化を反映したものであるのかは疑わしい。建前の上では主権者が代表者を選出して政治が行われるが、実際には主権者が主体的に代表者を送り出すのではなく、主権者は目の前に示されたメニューから選択しているに過ぎない。レストランで言えば、客が本当に食べたいと思うメニューが満載の店もあれば、食欲の湧かないメニューしか記載のない店もある。食欲の湧かないメニューしかない店なら、多くの人がレストランに行くこと自体を選ばない。逆に、客が満足する魅力満載のメニューがふんだんに提示される店なら、すべての人がレストランに行って好みのメニューを注文するだろう。提示されるメニューが魅力的なものであるか、そうではないか。この違いを表示るのが投票率だ。思えば2009年8月の総選挙では投票率が7割近くに達した。当時の鳩山民主党の人気が絶大だった。民主党政権は2009年から2012年まで3年余続いたが、人気を博したのは鳩山由紀夫内閣だけだ。小沢-鳩山人気で政権が樹立されたが、2010年6月以降は、このおこぼれに預かった不人気の者たち...
日本の文化

夏至とは?2025年はいつからいつまで?この時期の食べ物や祭について – 二十四節気

夏至とは?2025年はいつからいつまで?この時期の食べ物や祭について - 二十四節気二十四節気の一つ、夏至(げし)の意味は漠然とはわかってはいても説明するとなると難しいという方も多いのではないでしょうか。今回は夏至の意味や2025年はいつなのか?夏至のお祭りや食べ物、七十二候についてご紹介します。夏至とは?意味夏至とは二十四節気の一つで、立夏と立秋の丁度真ん中の日を指します。読み方は「げし」。1年で最も太陽が出ている日、つまり最も昼が長い日で、最も夜が短い日を指します。冬至と比べると、夏至は4時間以上も昼間が長いのが特徴。晩御飯の時間でもまだ外が明るかったりして、この時期は得した気分になりますね。暦上では夏の折り返し地点を指しますが、本格的な夏はこれから始まります。夏至2025年はいつからいつまで?2025年夏至はいつから?2025年6月21日(土)から2025年夏至はいつまで?2025年7月6日(日)まで(小暑の前日まで)夏至の太陽黄経90度毎年だいたい6月21日頃を指します。今年の夏至は2025年6月21日(土)。次の二十四節気「小暑」の前日までが夏至にあたります。天文学的には、太...
現代の中国

「台湾有事は日本有事」という誤解。日米が介入すれば「日本有事になってしまう」だけという理屈が分からぬ人々

「台湾有事は日本有事」という誤解。日米が介入すれば「日本有事になってしまう」だけという理屈が分からぬ人々いつ起きてもおかしくないと叫ばれ続けて久しい台湾有事。5月末にはアメリカのへグセス国防長官が国際会議の席上、「その際」の軍事介入を示唆したことが大きく報じられました。今回のメルマガ『高野孟のTHE JOURNAL』ではジャーナリストの高野孟さんが、ヘグセス氏の発言を「粗雑極まりない」と一刀両断。その上で、「台湾有事は日本有事」なる言説がどれだけナンセンスであるかを解説しています。※本記事のタイトル・見出しはMAG2NEWS編集部によるものです/メルマガ原題:ヘグセス国防長官の粗雑な「中国脅威論=台湾有事論」にはウンザリだ/『軍事研究』7月号を読め!プロフィール:高野孟(たかの・はじめ)1944年東京生まれ。1968年早稲田大学文学部西洋哲学科卒。通信社、広告会社勤務の後、1975年からフリー・ジャーナリストに。同時に内外政経ニュースレター『インサイダー』の創刊に参加。80年に(株)インサイダーを設立し、代表取締役兼編集長に就任。2002年に早稲田大学客員教授に就任。08年に《THE ...
現代の中国

もはや中国「レアアース外交」は通用せず。日本が深海採掘で世界2位の供給国に躍り出る日=勝又壽良

もはや中国「レアアース外交」は通用せず。日本が深海採掘で世界2位の供給国に躍り出る日=勝又壽良米中が関税交渉で一度は合意した裏で、中国の「最後の切り札」であるレアアースをめぐる駆け引きが再び激化している。中国は、希土類の輸出を武器に、軍事的・経済的な優位を維持しようと躍起だ。しかし、レアアースの世界地図は大きく書き換わろうとしている――。日本の南鳥島沖に眠る“超高濃度レアアース泥”が、いよいよ採掘フェーズに突入しつつあるのだ。米中の資源ゲームに割って入る日本、その地政学的なインパクトとは?(『勝又壽良の経済時評』勝又壽良)【関連】夢に終わる韓国「半導体超強大国」戦略。日本から盗めなかったシステム半導体に“世界シェア3%”の壁=勝又壽良プロフィール:勝又壽良(かつまた ひさよし)元『週刊東洋経済』編集長。静岡県出身。横浜市立大学商学部卒。経済学博士。1961年4月、東洋経済新報社編集局入社。週刊東洋経済編集長、取締役編集局長、主幹を経て退社。東海大学教養学部教授、教養学部長を歴任して独立。米中、「6ヶ月期限」つきの合意へ…米中両国は、5月にスイスで関税紛争をめぐり合意に達した。それもつか...
日本の文化

「察する力」がグローバル市場で勝つ鍵だ。日本型ホスピタリティが世界に通用する理由

「察する力」がグローバル市場で勝つ鍵だ。日本型ホスピタリティが世界に通用する理由グローバル競争が激化するなか、日本企業はどのように独自の価値を打ち出せば良いのでしょうか。メルマガ『j-fashion journal』の著者でファッションビジネスコンサルタントの坂口昌章さんは、日本社会に根付いている「察する力」に注目し、これをビジネス戦略として活用することで「グローバル市場で差別化を図ることができる」と提案しています。日本型「察する力」を活用したグローバル競争戦略1.はじめに日本社会に根付く「相手の気持ちを察する力」は、ビジネスにおける新たな競争優位性の源泉となり得る。古くからムラ社会での共同作業を通じて培われたこの能力は、現代の「空気を読む」文化や職人技の継承にも繋がっている。本稿では、この「察する力」を基盤に、欧米企業と差別化したビジネスモデルを考え。グローバル市場での展開可能性を探りたいと思う。具体的には、パーソナライズド・トレーニング、共感型カスタマーサポート、ムラ社会型チームビルディング、職人技継承プラットフォームの4つの戦略を提案し、日本企業の新たな成長機会の可能性を提示した...
日本の歴史

特別号外 なぜ明治日本は、開国後3~40年で、世界をリードする医学者・生理学者を輩出できたのか?

特別号外 なぜ明治日本は、開国後3~40年で、世界をリードする医学者・生理学者を輩出できたのか?1.特別動画プレゼント「世界を牽引した医学・生理学者」 6月17日(火)より26日(木)までに、伊勢雅臣の動画講座「~和の学び舎~ 日本志塾」に申し込まれた方に、以下の「世界を牽引した医学・生理学者」(以下に概要紹介)をプレゼント。日本志塾は月額2,178円(税込み)注文後、1ヶ月以内であれば、全額返金。 詳細は、こちらから=>■2.「世界を牽引した医学者・生理学者」 明治日本は、開国後、わずか3~40年で、世界をリードする医学者・生理学者を生み出しました。特筆すべきは以下の3人です。・北里柴三郎 明治18(1885)年、ベルリン大学コッホ教授の下で細菌学研究 破傷風の免疫血清療法の開発。 同僚ベーリングは、北里が開発した免疫血清療法に導かれて、ジフテリアの血清療法開発。第1回ノーベル生理学医学賞受賞。(当時は共同受賞制度がなく、またドイツ政府の強力なベーリング後押し。現在なら、間違いなく共同受賞でしょう) 欧米での絶大な評価 ケンブリッジ大学から「細菌学研究所を設置するので、所長として来て...
現代の米国

トランプがカリフォルニア州に激怒した背景を明かそう

トランプがカリフォルニア州に激怒した背景を明かそう6月6日、少なくとも44人が拘束された米移民税関捜査局(ICE)の強制捜査を受けて、ロサンゼルスで大規模な抗議デモがはじまった。6月7日、ドナルド・トランプ米大統領は、州兵2000人をロサンゼルスに派遣するよう命じた(写真(1))。「合衆国政府の移民局とその他の職員を一時的に保護するため、連邦軍兵士と州兵部隊を要請する」と、ホワイトハウスのウェブサイトに掲載された関連覚書に記されている。この騒動に刺激されて、別の州でもICEの行動に抗議する声が広がった。6月14日には、アメリカ陸軍250周年(ドナルド・トランプ大統領の79回目の誕生日でもある)を称える祝典(写真(2))の一方で、反トランプを呼びかける団体連合によって組織された 「No Kings」運動の一環として、全米50州で2000を超す集会が開催された(写真(3))。写真(1) ロサンゼルスのパラマウント地区で前日、連邦移民当局に拘束された数十人をめぐる6月7日のデモで、国境警備隊が催涙ガスを撒いた。(Eric Thayer/AP)(出所)写真(2) 6月14日にワシントンで開催さ...
現代の日本

農家が増産できる仕組み作れ 日本の食と農を守る緊急集会 大規模化神話や輸入米依存は命取り コメ不足の原因に目を

農家が増産できる仕組み作れ 日本の食と農を守る緊急集会 大規模化神話や輸入米依存は命取り コメ不足の原因に目を「今こそ日本の食と農を守ろう」緊急集会(5日、東京・参議院議員会館) 深刻なコメ不足が続くなかで、日米関税交渉においてコメをはじめアメリカからの農産物の輸入拡大が焦点になっている。令和の百姓一揆実行委員会、日本の種子(たね)を守る会、JA有志連合(JAはだの、JA水郷つくば、JAぎふ、JA水戸、JA松本ハイランド、JA菊池、JA日立市多賀、JA北つくば、JA常陸)は5日、「米不足を解消しよう、減反を見直せ‼」「輸入米は安全なのか、食べものは国産で‼」「農家に欧米並みの所得補償を‼」をスローガンに掲げ、参議院議員会館で「今こそ日本の食と農を守ろう緊急集会」を開催した。コメ不足・高騰を奇貨として、大規模化やスマート農業、輸入米の拡大、さらに農協を攻撃する世論も煽られている。なぜ令和のコメ騒動が発生したのか、農業現場から原因を明らかにすると同時に、食料安全保障の要であるコメを農家が安心してつくり、消費者が安心して買うことができる方向へ、食料自給率を高める農業政策へ転換させるために、生...
現代の日本

巨大バラマキ投資時代の終焉

巨大バラマキ投資時代の終焉2024年の人口動態は次のとおり。出生数   686,061人死亡数 1,605,298人人口減   919,237人1年間に92万人も人口が減った。日本の人口が前年比で初めて減少したのは2005年。日本の47の都道府県のうち10県の人口が100万人を下回る。92万人減少はこの県が毎年ひとつずつ消えることを意味する。2024年の出生数は統計開始後初めて70万人を下回った。人口減少に歯止めがかからない。財政政策についてさまざまな論議があるが、放漫財政に賛成する者は少ない。財政資金が注がれればありがたいと思う国民は多いだろうが、タダより怖いものはない。日本財政の根本問題は〈お金の使い方〉。じゃぶじゃぶに放漫財政を展開すればよいというものではない。日本財政のあり方についての考え方をまとめた。『財務省と日銀 日本を衰退させたカルトの正体』(ビジネス社)に処方箋を取りまとめている。6月19日にアマゾンで販売開始になるので、ぜひご高覧賜りたい。日本財政の特徴は圧倒的に利権支出優先であること。利権支出を激増させ、社会保障支出を削る。社会保障は国民の権利を守るための財政支出。...
現代の世界各国

イスラエルはパレスチナ抹消を世界が認めるまでイラン攻撃する?

イスラエルはパレスチナ抹消を世界が認めるまでイラン攻撃する?2025年6月16日   田中 宇イスラエルがイランを攻撃し続けている。6月13日に始まった攻撃は当初、イラン軍高官の居宅へのピンポイント攻撃など限定的なものだったが、しだいに石油ガスのインフラや、イラン政府の建物などを攻撃するようになり、攻撃対象を拡大しながら毎日続いている。イランも報復としてイスラエルを攻撃しているが、国威維持のための報復であり、今回の戦争の本質は「イスラエルによるイラン攻撃」だ。イスラエルが攻撃をやめればイランもやめる。イランが攻撃をやめてもイスラエルはやめない。(Israel strikes building belonging to Iran's Foreign Ministry, says deputy foreign minister)昨年から2度起きたイスラエルとイランの戦争はこれまで、イスラエルが口火を切り、双方がひとしきり長距離攻撃し合った後、下火になっていた。今回もそうなると当初私は思った。だが、今回は違うかもしれない。イスラエルはこれから範囲を拡大しながら毎日イランを攻撃する可能性が増し...
現代の世界各国

イスラエルによる先制攻撃から立ち直ったイランの報復攻撃でイスラエルは混乱 

イスラエルによる先制攻撃から立ち直ったイランの報復攻撃でイスラエルは混乱 イスラエル軍は6月13日早朝にイランをミサイルとドローンで攻撃したが、その直前、イスラエルとイスラエルを支援する西側諸国の情報機関がイランにサイバー攻撃を仕掛け、イランの防空システムを麻痺させていたという。 その攻撃でイスラエル軍はイラン軍のモハメド・バゲリ参謀総長やイラン革命防衛隊(IRGC)のホセイン・サラミ司令官を含む軍幹部、そして核科学者のモハンマド・メフディ・テランチやフェレイドゥーン・アッバシらを殺した。 こうした要人はドローンで殺されたというが、ワシントン・ポスト紙によると、イスラエルは数カ月かけてドローンの部品を商業貨物として秘密裏にイランへ持ち込み、組み立て、主要地域に配置し、トレーラーに設置された発射装置から攻撃したという。 防空システムが麻痺してからイスラエル軍は戦闘機を侵入させ、イラン国内の目標を空爆、IAEA(国際原子力機関)のラファエル・グロッシ事務局長によると、イスラエルの攻撃で核施設の地上部分が破壊されている。敷地内の地下濃縮施設に損傷の兆候が見られるとされているものの、大きなダメ...
米国の歴史

FRB・連邦準備銀行の歴史 「マスコミとお金は人の幸せをこうして食べている」

FRB・連邦準備銀行の歴史 「マスコミとお金は人の幸せをこうして食べている」「マスコミとお金は人の幸せをこうして食べている」 THINKER著より抜粋 日本では明治時代に、松方正義によってあっさりと設立されてしまった中央銀行、つまり日銀であるが、アメリカでは歴代の大統領が国を守るために命をかけて、中央銀行と戦ってきた歴史がある。創成期のアメリカはまさに、政府と銀行の闘いの連続であったのだ。18世紀の半ば当時はまだイギリスの植民地であったアメリカでは、独自の「植民地代用紙幣」が流通していた。しかしアメリカ経済が発展し、繁栄するようになると、イギリスは支配を強化するようになり、イングランド銀行を支配するロスチャイルド一族の株主たちがイギリス国王に働きかけ、植民地の代用紙幣の発行を禁止する法律を作った。支配者であるイギリスにとって、植民地からもっとも効率よく搾取する方法は、通貨発行権を独占し、利子をつけて紙幣を貸し出すことである。   やっと流通し始めた独自の通貨を禁止されることは、アメリカにとって大きな痛手であった。しかしイギリスの中央銀行を支配する者たちは、アメリカにも中央銀行を設立して...
現代の日本

「1食228円」に国民激怒!自民・森山幹事長が言い放った一律2万円バラマキの“トンデモ根拠”

「1食228円」に国民激怒!自民・森山幹事長が言い放った一律2万円バラマキの“トンデモ根拠”「食費にかかる1年間の消費税負担額が1人当たり2万円程度」──バラマキの根拠が大炎上だ。冒頭の発言の主は、自民党の森山幹事長。14日に地元・鹿児島の党県連定期大会で言い放った。 前日、石破首相(党総裁)が自民の参院選公約に国民1人につき一律2万円の給付を盛り込むことを表明。住民税非課税世帯の大人に2万円を加算し、子ども1人につき2万円を上乗せする。 森山氏は子どもへの上乗せについて「石破首相の強い意向だ。育ち盛りの子どもに十分な食事をとって欲しいとの思いを込めた」と恩着せがましく語ったが、森山氏が明かした2万円給付の根拠に〈待て待て待て!庶民の年間の食費は25万円程だと思ってんのかWWW?〉と自身のXでカミついたのは、起業家のhimuro氏。25万人近いフォロワーを持つインフルエンサーだ。 続けて〈年間の食費:250,000円 軽減税率8%:250,000×0.08%=20,000円の消費税>と計算式を示し、<庶民舐めすぎやろ>と投稿すると、猛拡散。インプレッション(表示回数)は300万回を超え...
現代の日本

〈東京都民必読!〉小池知事のエネルギー政策に「NO」と言おう!生活に苦しい国民が60%の中、富裕層優遇のばらまきをなぜやるの?

〈東京都民必読!〉小池知事のエネルギー政策に「NO」と言おう!生活に苦しい国民が60%の中、富裕層優遇のばらまきをなぜやるの?生活が苦しいとする国民が増えている。厚生労働省の国民生活基礎調査の最新の調査結果(23年)では、生活が苦しいとする国民が前年から大きく増加し、「生活が大変苦しい」26.5%、「やや苦しい」33.1%になった。【図表】日本人はどんどん「貧しい」と感じるようになっている 「生活が苦しい」とする国民の比率は、私たちの給与が過去最高になった90年代半ばには30%台だったが、給与の減少に合わせ上昇し2015年には60%を超えた。その後は給与の上昇に合わせ、51%にまで減少したが、22年からのインフレによる実質手取りの減少を反映し、また60%弱になった。児童のいる世帯では、65%に達している。  22年2月のロシアのウクライナ侵攻が引き起こしたエネルギー危機は、エネルギー価格と電気料金の上昇を通し食品価格などを引き上げ、賃上げが物価上昇に追いつかない状況が続いている。  生活苦になる原因を作り出したエネルギー、電力価格を引き下げるため、政府は相変わらず断続的に補助金の投入を...
現代の日本

実は財源だらけなのに…元財務官僚が「バカも休み休みに」とあきれる「減税を絶対に許さない財務省のロジック」

実は財源だらけなのに…元財務官僚が「バカも休み休みに」とあきれる「減税を絶対に許さない財務省のロジック」減税はできない、の一点張りの政府や財務省。だが、元大蔵(財務)官僚で経済学者の髙橋洋一さんは「実は日本の財政は財源だらけだ。また、財務省はかつて『消費税を増税しても景気が悪くならない』と言ったのに、今回は『所得税を減税しても景気がよくなるわけではない』と矛盾している」という――。(第2回) ※本稿は、髙橋洋一『財務省 バカの「壁」』(祥伝社)の一部を再編集したものです。■減税と増税と景気をめぐるトンデモ理論 「年収103万円の壁」の引き上げをめぐり、内閣府は減税による税収減を景気拡大ではカバーできないという試算を出した。その根拠となっている「短期経済モデル」で理論武装しているのは、予想にたがわず、やはり財務省である。 2024年12月、自民、公明、国民民主の3党の税制調査会長らによる協議の場で提示されたその試算は、内閣府の短期日本経済マクロ計量モデルを使って行なわれた。 所得税を名目国内総生産(GDP)1%相当額に当たる6.1兆円分減税した場合、1年目は税収が6.0兆円減少する一方、...
現代の世界各国

国際社会の“ウクライナ離れ”で一身に浴びる注目。イスラエルが開始した「存続のための大きな賭け」 

国際社会の“ウクライナ離れ”で一身に浴びる注目。イスラエルが開始した「存続のための大きな賭け」 6月13日、イランの核関連施設への先制攻撃を行ったと発表したイスラエル。関係各国の努力でかろうじて保たれていた世界のバランスはこれから先、どのように変化してゆくのでしょうか。今回のメルマガ『最後の調停官 島田久仁彦の『無敵の交渉・コミュニケーション術』』では元国連紛争調停官の島田さんが、中東やウクライナ戦争の今後をさまざまな情報を総合し推測。さらに国際安全保障を巡る各国の思惑を考察・解説しています。※本記事のタイトル・見出しはMAG2NEWS編集部によるものです/メルマガ原題:多極化する世界で取り残される古き欧州と第2次世界大戦の遺産イスラエル‐政治利用される現代紛争とMulti-polarsの国際情勢が作り出す“新しく古い世界”綻びが制御不能の亀裂に悪化し割け切る。政治利用される現代紛争とMulti-polarsの国際情勢が作り出す“新しく古い世界”「もし今、中東エリアにいるのであれば、すぐに退避の準備を始めた方がいい」と数カ国から助言されました。幸運なことに私はその時、東京にいましたが、...
現代の世界各国

中東安定のためにイスラエルがイランを空爆

中東安定のためにイスラエルがイランを空爆2025年6月13日   田中 宇6月13日、イスラエルがイランを空爆し始めた。原子力と軍事の施設のほか、イランの軍幹部や原子力・軍事の専門家の居宅などを空爆したようだ。イスラエルは、これから空爆を何日も続けると言っている。軍事関係の人材や施設を爆殺・破壊する空爆を繰り返し、イランの軍事力を削ぐ作戦だろう。イランは核兵器開発しておらず、米欧イスラエルに濡れ衣をかけられているだけだ。イランの核施設は医療用アイソトープ製造など民生用だ。だから核施設でなく原子力施設。イスラエルの空爆の主な標的はイランの軍事資産であり、原子力施設への空爆は象徴だけの濡れ衣劇の一環だ。(歪曲続くイラン核問題)イスラエルは昨年11-12月に、レバノンをピンポイント空爆し続け、強い力を持っていたイラン傘下のシーア派民兵団ヒズボラの幹部の大半を殺し、兵器庫の多くを破壊した。ヒズボラは壊滅し、レバノンは反イスラエルから中立(親米)な国に転換した。今回のイスラエルのイラン攻撃は、あのヒズボラ攻撃と同じ趣旨と思われる。(イランと和解するトランプ)イスラエルは、昨年ヒズボラを壊滅させた...
日本の歴史

豊臣秀吉 ~ 日本人の持った良いところを一人に集めた人

No.1425 豊臣秀吉 ~ 日本人の持った良いところを一人に集めた人秀吉は「一君万民」のもと、日本人はみな兄弟であり、互いに助け合うべきという理想を追求した。■1.司馬遼太郎の秀吉像:キリスト教の「愛」で「天下取り」?伊勢: 花子ちゃん、この前、豊臣秀吉について、とっても面白い小説を読んだよ。花子: 豊臣秀吉? 先生も時には通俗的な本も読まれるんですね。伊勢: 今まで、秀吉に関する本は何冊か読んだけど、ここに登場する秀吉は、今まで描かれた秀吉とは全然、違うんだ。この本の帯には「日本人の持ったあらゆる偉いところ、良いところを、一人に集めた人」とある通り、素晴らしい人柄をもった秀吉が活き活きと描かれている。読み始めたら、面白くなって止まらなくなり、上下2巻、合計500ページ以上あるのを、二日で読み終えた。 著者の加藤武雄という人は、私も知らなかったけど、戦前、戦中、戦後を通じて、小説を90冊以上も書いた大作家だね。花子: 秀吉をどんなふうに描いているのですか?伊勢: 戦後の、たとえば、司馬遼太郎などと比べてみると、全く違う事がよく分かる。司馬遼太郎は『新史 太閤記』で、秀吉をこんなふうに...
現代の日本

減税と企業献金禁止潰した国民

減税と企業献金禁止潰した国民東京都議選は6月13日に告示され、6月22日に投開票日を迎える。参院選は7月3日公示、20日投開票になることが確実な情勢。野党が石破内閣不信任案を提出すれば石破内閣が衆議院を解散する可能性がある。いま総選挙を実施されたら敗北することを予測して立憲民主党が内閣不信任案を提出しない可能性を示唆している。もはや、立憲民主党に存在意義はない。ふぬけの野党第一党だ。昨年10月27日の衆院総選挙で自公が大敗した。自公獲得議席は215。衆院過半数の233を大きく下回った。裏金議員4名と自民系無所属議員2名が自民会派に加わったが自公会派の議席数は221。過半数確保に程遠い。少数与党は弱い。内閣不信任案がいつでも可決される状況に置かれる。このまま25年7月参院選で自公が大敗すれば政権維持が不能になる。絶体絶命の危機に直面した。この状況下で自公政権は三つの難題に直面。消費税減税論沸騰、企業献金全面禁止要請、そして日米関税率交渉だ。ところが、この三つの難題を潜り抜けようとしている。通常国会で消費税減税論は完全に封印された。参院選が近づくが、中核野党が消費税減税の訴えを強めていない...