松岡直也&ウィシング

邦楽

学生の頃からずっと聞いているバンド【松岡直也&ウィシング】を紹介します。

今や伝説となっているかもしれない、1983年7月22日に開催された「第17回 スイス・モントルー・ジャズ・フェスティバル」の『松岡直也&ウィシング・ライブ~音楽活動60周年記念~完全版』ライブDigestが聞き応えがあり、めちゃくちゃ懐かしいです。

当時は、日本ではまだまだマイナーだった【サルサ】をベースとした曲が新鮮で、ジャズ・フュージョンの新しいジャンルとして驚いた記憶があります。バンドメンバーも超一流、豪華です。

サルサ音楽とはラテン音楽のジャンルの1つです。 キューバやプエルトリコ等カリブ海の音楽がベースとなっていて、「クラーベ」という独特のリズムバターンが特徴です。 また4拍目にアクセントがくるのも大きな特徴です。

クラーベのリズムは一般的に2-3(ツースリー)、3-2(スリーツー)と言われるリズムで、一般的に2(ツー)はシンコペートされた2拍目と3拍目のみ、3(スリー)は4拍子を三連符のリズムでクラーベスの音を出す。その二つでワンセットの「クラーベ」という単位になり、そのクラーベのリズムにベースやピアノが加わり、コンガ、ボンゴ、ティンバレスなどのパーカッションや、トランペットなどのホーンセクションが加わって構成されていきます。

加わる楽器や演奏形態は、ソンやモントゥーノ、ルンバ、グアヒーラ、ボレロなどリズムによって変わる。クラーベとはスペイン語で基本・鍵と言う意味で、楽器のクラーベは2本1セットで演奏するためクラベスと言います。

理屈よりも音楽を聴いて感じてもらえれば・・・。

日本では、その後、【オルケスタ・デ・ラ・ルス】というサルサバンドが生まれ、1991年の2枚目のアルバム『サルサに国境はない』はプラチナディスク、1992年の3枚目のアルバム『ディフェレンテス』はゴールドディスクを獲得しています。1991年と1993年に日本レコード大賞特別賞を受賞し、1993年に発表した4枚目のアルバム『ラ・アベントゥーラ』は第37回グラミー賞ベスト・トロピカル・ラテン・アルバム部門にノミネートされ、その年のNHK紅白歌合戦に紅組で出演しています(参照「1993年の音楽」)。同年に国連平和賞(the United Nations peace medal)を受賞しました。1994年には日本武道館の「WE LOVE MUSIC, WE LOVE THE EARTH」のステージでサンタナと共演もしています。

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