中国の歴史ソ連に怯えた毛沢東は田中角栄に「助けてくれ」と懇願…中国共産党がどうしても消したい日中外交秘史
ソ連に怯えた毛沢東は田中角栄に「助けてくれ」と懇願…中国共産党がどうしても消したい日中外交秘史中国とはどんな国か。笹川平和財団常務理事の兼原信克さんは「かつての中国は今と逆のことを言っていた」という。『中国共産党が語れない日中近現代史』(新潮新書)より、前駐中国日本国特命全権大使の垂秀夫さんとの対談を、一部紹介する――。(第1回/全3回)写真=iStock.com/bjdlzx ※写真はイメージです全ての画像を見る(5枚)ヒトラーでも敵わない20世紀最大の殺人者【兼原】20世紀最大の人道的悲劇は、多分毛沢東の大躍進ですよ。無辜の市民を大規模殺害したホロコーストの代表例と言えば、600万のユダヤ人を虐殺したヒトラーとカンボジア人口の4分の1(170〜180万)を虐殺したポル・ポトですが、スターリンと毛沢東も20世紀に非常に多くの自国民を殺した2大殺人者です。特に、毛沢東が中国国民にもたらした死者の数は数千万人で桁が違う。【垂】1956年のフルシチョフによるスターリン批判は、毛沢東にとって大きな衝撃でした。毛沢東はスターリンに対して複雑な感情を抱いており、個人的には必ずしも好意的ではありま...
