2026-03-16

現代の世界各国

イランは許されるのか

イランは許されるのか2026年3月10日   田中 宇これまで、イスラエルは仇敵であるイランの、政権転覆もしくは大幅な弱体化を求めて軍事攻撃を続けてきた。イスラエル(米諜報界を握ったリクード系)のおかげで政権についたドナルド・トランプは、できるだけ戦争なしでイスラエルの希望をかなえたいので、今年初めにベネズエラで成功したソフト転覆策(政権トップだけ入れ替えて反米を親米に転換する)をイランでもやろうとした。(イラン攻撃でイスラエル中東覇権の確定へ)米イスラエルは、イランの最高指導者だったハメネイを自発的に引退させ、後継選びに介入して親米派に継がせてソフト転覆しようとした。ハメネイが引退を拒否したので2月28日に空爆して殺害し、後継者選びに介入しようとした。だが、イランで強い権力を持つ軍部の革命防衛隊は、ソフト転覆に応じると権勢を失うので拒否し、上層部でソフト転覆を受け入れたがる穏健派の主張を退け、専門家会議を動かし、防衛隊と親しいハメネイの息子モジタバを3月9日に後継者にした。(分岐点にきたイラン)トランプはモジタバの就任を受け入れないと言っている。まず核兵器開発をやめさせる交渉を続け、...
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多極化と核武装

多極化と核武装2026年3月7日   田中 宇ドナルド・トランプの米政府が、サウジアラビアに原子力技術を供与する協定の中に、ウラン濃縮を一定比率以上に上げることを禁止したり、IAEAの査察を受ける義務など、供与された技術を使った核兵器開発を禁じる条項が入っていないことが問題になっている。サウジは、米国からもらった(買った)技術で核兵器を作れるようになる。(Amid turmoil, Trump to give Saudi Arabia sweet nuclear deal)サウジはすでに核兵器を持っているという話もある。イラン革命防衛隊の幹部が2月初めに「サウジはすでに核兵器を持っており、米イスラエルはそれを黙認している」と述べている。サウジがどのように核兵器を得たか、イラン幹部は明らかにしていない。サウジは以前から、財政破綻している「失敗国家」のパキスタンを経済支援してきたが、パキスタンは核武装しており、支援の見返りにサウジに手持ちの核兵器の一部を渡した(貸した)可能性がある。(Saudis have nukes - ex-Iranian commander)パキスタンからの核兵器入...