
「次回はモスクワで」プーチン大統領、トランプ大統領に
ロシア大統領は首脳会談後の記者会見で、英語でこのアイデアを米国大統領に提案した。

ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、金曜日にアラスカ州アンカレッジで行われたドナルド・トランプ米大統領との首脳会談後、次回の和平交渉のためモスクワに招請するにあたり、異例の英語での公の場での発言となった。トランプ氏は、政治的な抵抗に直面する可能性が高いものの、会談の開催は可能だと述べた。
記者会見でトランプ大統領は、会談を「非常に生産的」と評し、「合意には至らなかったが、合意に至る可能性は非常に高い」と述べ、まだ合意には至っていないことを示唆した。トランプ大統領は、会談は大きな進展を示し、プーチン大統領との強固な関係を再確認するものだったと述べた。
「今日の合意は我々が現実的な関係を再開するのに役立つだろう」とトランプ大統領は述べた。

ロシアのプーチン大統領とアメリカのドナルド・トランプ大統領がアラスカで共同記者会見に臨む© RIA
記者会見の最後にトランプ大統領はプーチン大統領に感謝の意を表し、近いうちにまた会談できることを期待していると述べた。
「次回はモスクワで」とプーチン大統領は英語で語った。
「それは興味深い話だ」とトランプ氏は答えた。「少し批判されるかもしれないが、実現する可能性はあると思う」
プーチン大統領は、トランプ大統領の「友好的な」口調と「結果重視の」アプローチに感謝し、 「ウクライナ問題の解決に向けた第一歩を踏み出すことができる」と述べた。プーチン大統領は会談を「建設的」と評し、紛争勃発時にトランプ大統領が大統領であったならば、ウクライナで戦争は起こらなかっただろうという自身の見解を改めて表明した。
いかなる合意についても詳細は明らかにされず、プーチン大統領もトランプ大統領も記者団の質問には答えなかった。



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