24節気の健康と食養:秋分から寒露まで
これからの気象は、秋雨前線が終わり、カラッとした大陸の空気が入り込むことが恒常化し、空気は乾いてきます。秋の臓器は肺で、肺は乾燥を嫌います。肺に潤いを与えてあげねばなりません。それには、食が大いに関係します。もっとも重要なのが「辛味」で、これが肺を潤してくれます。詳しくは、「立秋は秋の入り、五味を上手に秋食に取り入れましょう。まずは辛味が重要です。」をご覧ください。 24節気の健康と食養:秋分から寒露まで 24節気を約5日ずつ3区分した「七十二候」というものがあり、気象の動きや動植物の変化を知らせています。「略本暦」に掲載された七十二候で、本節気は次のとおり。 秋分 初候 雷乃収声(かみなり すなわち こえを おさむ) 雷が鳴り響かなくなる 次候 蟄虫坏戸(むし かくれて とを ふさぐ) 虫が土中に掘った穴をふさぐ 末候 水始涸 (みず はじめて かる) 田畑の水を干し始める 白露の次にやってくる24節気が秋分で、毎年9月23日頃(2024年は9月22日)。これより夜が昼より長くなるのですから、秋も本番とな...